表題のとおり、ロケットストーブの仕組みが応用されている「なんたん暖炉」での発電が成功しました!
焚き火などの上に置いて、水槽のタンクとチューブで接続して、水と火の温度差で発電するというものです。
(画像の2つ並んだなんたん暖炉、天板にチューブのついた右が発電用。左がカフェに使う調理用です)
なんたん暖炉は、内蔵の煙突(ヒートライザー)から炎が天板に向けて噴き上げる形で、スポット的に高温になるため、このコンパクトな機械にガツンと熱をかけるのにはちょうど良く、きれいにおさまりました。
火入れをしてからすぐに発電が始まり、40Wの発電に成功!その後、メータが不調になり、発電量はわからなくなったものの、代打で使ったワットメータでは40Wきちんと発電しておりました。
しかしこのメータ不調はおそらく過電圧なので、実際はもっともっと発電できるのではないかと…能力的には150でも良さそう…
そこでですね、只今オーダーメイドで、40W3連チャンの120W発電タイプを作成中です!
これは、来てのお楽しみ。どんな風になるでしょう。
発電ユニットを通った水はお湯になり、電気とお湯が両方できるという優れもの。電線が通っていない、ガスもない山の中でも、薪さえ燃やせば、調理をしながら、お風呂に入り、電気も作ってテレビも見れる…
しかし里山舍ではこのお湯をどう使おう??
出来ればカフェに常設したいのだけど、カフェでの利用といっても、床暖房は必要ないし、熱帯魚を飼うにも熱すぎるし、お風呂のお湯にするにもお風呂場は離れているし、足湯やシャワーも、ホースを長く伸ばすのは格好わるいからカフェの中で…なんてのも、誰が使うねん!!って感じ。スウェーデンのサウナバーみたいで面白いかもしれないけれど。。。
南丹市園部町の軽トラ市にも出展してきました。ゆるキャラグランプリで最下位だったさくらちゃんも来てくれました。(季節を問わず桜モチーフっつーのはどうかと。。。ノースリーブも寒そうです。。。)
幅80cmの農業用水路でのピコ水力発電で40W出したとき、いかに水を効率よく当てるか、いかにスムーズに羽根を回すかで四苦八苦したことを思い出すと、既に完成形になっているなんたん暖炉に発電機を取り付けて40Wが生まれたときの「すんなりさ」はびっくりものでした。ああ、こんなに簡単に発電しちゃうのね!と。
今のところ、このユニットをとりつけると、天板での調理が出来なくなるのが課題ですが、バッテリーに蓄電すれば、ユニットを外さなければならない調理時にも電気を使えるので、災害時にも良いですね!地域の公民館に一台あれば、頼もしいでしょう☆
それでは、また近々、120W発電タイプのご報告をさせていただきます!