竃−かまど
薪で炊いたご飯の美味しさは、電気のそれとは比較にならない。
厚い土や石などで出来た炉の上に鍋や羽釜を載せ、熱と煙を逃がさずに薪の火を出来るだけ有効に使って煮炊きができる竃（かまど）。半世紀前までは、どこの家にも見られた日本の伝統的な台所です。
たくさん薪をくべながら徐々に火を強め、沸騰したら火を弱めてしばらく置く。火加減を見る手間は要りますが、炊き上がったご飯の美味しさ、おこげの香ばしさは何とも言えません。
美山里山舍の竃は、下に車輪付きの台を付けた移動式の竃。使いたいときに自由に動かせるので、普段の利用ではもちろん、野外催事における大人数のための調理では大活躍します。夏には鮎飯、秋には蕎麦を湯がき、冬には蒸し物…と多用途に楽しんでいます。
鮎ご飯
基本の白飯
蕎麦をゆがく
