ほんの昔、家の中心に火の神様が居た頃のように。
火が燃えていると、自然と人が集まってくる。すると、会話が生まれて、過ごす時間が楽しくなってくる。住人同士の身体と心を近くする…美しく燃える火を現代の住まいにもたらしてくれる薪ストーブには、そんな力があります。
また、薪ストーブは、暖房機能、調理機能、乾燥機機能、空気清浄機機能…とこんなにたくさんの役割を一台でこなします。燃やす薪の生むエネルギーは、「薪ストーブ」というひとつの賢い仕組みによって無駄なく使われ、住まいを快適に保つ手助けをしてくれます。
薪ストーブは、暮らしを丸ごと「豊かに」変えてくれる、住まいの相棒です。
暖房
薪が燃える際に太陽と同じ遠赤外線を放射して身体に直接熱を伝えます。同様に直接暖められて蓄熱した壁や家具などが時間をかけて放熱するため、火が消えた後でもじんわりとした暖かさが長く続きます。
調理
遠赤外線たっぷりの薪の火を料理に使わない手はありません。ストーブ上部での暖めは勿論のこと、炉内が広く、扉の大きい薪ストーブならぜひ五徳とプレート、あるいはダッチオーブンなどを使って直火の調理を。
煮物はじっくりと火が通り、焼き物なら外はカリっと香ばしく中はしっとりとした絶妙の塩梅で焼き上げることができます。煙の出る魚や肉も、煙突が全て排気するので部屋の空気を汚しません。七輪パーティを冬の暖かい部屋の中で出来る、そんな幸せが日常となります。
美山里山舍が作った「なんたん暖炉」は、この薪ストーブでの調理の機能性を上げたもの。上部の鉄板は揚げ物が出来るほどの高温になり、オーブンではピザやオーブン焼きが簡単に出来ます。
空気清浄
薪が燃焼するときに部屋の空気を吸い込む際、家の臭気を一緒に吸い込んでくれます。ペットの臭いも気になりません。