日々数十ワットを発電し続けていた里山舍のピコ水力発電機、
Bianco Spiral(命名by F工高の大物教員兼ライダーA先生)がお休み中…
3月末から回り続けて以来、2週間前から実に長い休暇を堪能しているのです。
休暇の理由は羽根と駆動部の修正。
駆動部はブレの原因となっていたステンレスの部材の歪みをお世話になっているD本さんに直してもらい、羽根は、形成していた梱包用のテープが水でふやけて剥離してしまったので張り直し。別の素材を…と、トタンやゴムシートを試してみましたが、きれいな曲面を出す為に、ステンレス丸棒で出来たらせん羽根フレームにパンパンのテンションを張りながら張って行く上手い方法が考えられず、結局テープを再び使ったバージョンアップをすることになりました。
水車の修復は、営業の終ったカフェの土間で、メインメンバーが仕事から帰って来る夜7時頃からはじまるナイト・ファクトリーで行われる事が多い。
たまに音楽をかけ、たまに酒をあおりながら、たまに素面で真剣のペタペタ作業。
美しく2枚羽根が完成。らせん羽根のフレームは4枚分ありますが、2枚ならどうなるか?を是非データ採取してほしいとのA先生からの依頼を受け、2枚を見てみることに。
(予想は回転数、発電量ともに下がる。)
進水を前に、「また剥離して、2ヶ月後には張り直し作業をするのは手間だなあ」と、上にコーティングを施してから水につけることにしました。
最適な塗料を探しに学生時代にもちょこちょこお世話になった川端通二条下ルの株式会社山田商店さんにご相談。
「テープの表面に塗料がのらない可能性が高い」ため、ラッカーや99(協力スプレーのり)をテープの接着面につけて完全に接着した方が良いのでは?というご意見。
テープの剥離の原因は、テープの接着剤自体が乾燥しておらず接着が甘いため、水が入ってしまうからで、ラッカーを吹けばシンナーが接着剤を吸着し強力に貼付くとのこと。「在庫これあるだけだし、持ってき」と、透明ラッカーを1つ持たせてくれました。(山田さん、有り難うございました!)
さて、それが火曜日の出来事。未だに作業は出来ていない…なかなか他の作業が押して、ナイト・ファクトリーが開けないのでス…来て頂いた方々には、回っていない水車で対応して申し訳ないと思いつつ。出来るだけ早いコーティング完了と進水を目指します!
※らせん羽根に装着する羽根素材の良いアイディアがありましたら、是非教えて下さい〜!
By ryk