朝日放送の「ココイロ」という番組に出ました。たったの2分という短い番組でしたが、
トミーズ雅のナレーションでうまくまとまった映像になりました。
ご興味を持った皆様、宿泊体験をぜひお試しください〜
さて、そんなテレビ出演後、お客さんはたくさん来るのではないか!と期待してカフェは気合いを入れていましたが、そうでもなかった。静かな土曜日…
そうそう、カフェにスイーツが入りました。八木町のあじさい園という福祉施設で作られる手作りクッキーでございます。美山では福祉施設でつくられる米粉パンも、有名なパン屋さん「ふらいぱん」さんの指導によりとても質が高く好評ですが、京都市内のパティシエさんに指導をもらったというこのクッキーも素朴で美味しい!
味は5種類の展開、嵯峨芸術大学の学生さんによるパッケージデザインも素敵です。
ど・丹波というネーミング、商標登録申請中らしいけど、なかなか大胆ですよね。
さっそく今日のお客さんがコーヒーのおともに買っていかれました。
美山町では里山舍を含めて2箇所でしか販売されていないというこのクッキー、レアです。
お越しの際は是非おひとつ!
で、お客さんも来ないもので、畑仕事をしました。ジャガイモの追肥です。種芋に灰をまぶして畑に植えたのが4月末。入れた肥は少量の鶏糞だけでしたが、見事に育ってきました。
りっぱに育ちましたが、その分土から栄養がどんどんなくなってスカスカなので、追肥です。ホームセンターで購入した油かすを、根元から離したところに埋めていきます。
そして、芋がしっかり土をかぶっていられるように、土寄せをしてあげます。畝の横の土を鍬で起して、根元にかぶせます。
と…単純作業に入ると、つい考え事に夢中になってしまうクセがあるのですが、思考が飛んだままで鍬を振り下ろしていたらものすごく立派なミミズをぶちっとやってしまいました。
あまりに大きくて、傷口がリアルなためにすごくショックで、最期を看取ろうと心臓ばくばくしながらこのミミズを見ていたら…
ほとんど引きちぎれた身体から、体液をどばどば出しながら、すごいダイナミックに動いて、土に潜ろうとする。傷口をはさんで前と後ろはしっかり動くんだけれど、傷口部分が動かないから潜れない。でも必死で動く。この生命力はどっから来るんだ!?と驚かされました。可哀想だから一思いに殺そう、という思いが消えていきました。
乾いて死んでしまわないように、土をかぶせて水をかけましたが、もう息絶えているのか、生きてるのか。
耕すと、どうしてもたくさんの生き物を殺してしまう。軟弱なもので、これで一気に萎えてしまった。
福岡正信さんの唱える「自然農法」は、耕さないことで生き物を殺さない、生き物が自然に土を豊かにする究極の農法ですが、とても難しいと言われています。初心者でいきなりそこまで行くのは厳しいけれど、やはりそこを目指していきたいと切に思いました。
あのミミズの生命力、そして無数に居てせわしなく動く虫たちを見ていると、彼らの無為の営みの凄さを実感します。元肥をしないでも畑の土がふかふかだったのは、雑草ボウボウのほったらかしの中で、彼らが生を営んでいたからで…
さて、そんな野良仕事の合間に食べるご飯のお話。
畑のお師匠が「朴葉めし」を持って来てくれました。
大きな葉っぱにご飯を包んで、藁で縛って。開けてみると、葉っぱの香りがほわっと出て来て、贅沢な気持ちになります。葉っぱには殺菌の効果もあるようです。
今日の朴葉めしは豆ご飯。ツタンカーメンという名前の豆らしいです。正式名称は「ツタンカーメンご飯」…あの呪いの黄金の仮面が頭をよぎります。
昔は、皆山奥まで行って朴の葉を集めて来たそうです。
山奥まで行くのが面倒だからといってお師匠の家には朴ノ木があるとか。
ちなみに里山舍のある土地の地名も「朴ノ木」です。
しかし山に入っても朴ノ木はありません!もっと奥に行ったらあるのかな。
今時分、ちょうど朴が花を付ける時期ですが、朴の花はすごく香りが良いです。
5月〜6月の山は見頃の花がいっぱいですから、時間を作ってハイキングしたいなあ。
梅雨でも、里山の梅雨と都会の梅雨は違いますよ。
恵みの雨だ、って思える、気持ちのいい雨です。
芦生の原生林も最高だろうなあ!っということで、本ブログをお読み下さった皆様、
ぜひ美山に遊びに来て下さい。
そうそう、現在、伝統軸組の家づくりは、7月の奈良の現場の建て方に向けて刻みも詰めの段階に入っています。
刻みを行う工場からリアルタイムに写真がアップされているので、ぜひご覧ください。本物を見たくなりますよ!
https://twitter.com/#!/satoyamasha