昨日、18日のお話です。
京都府では「地域力再生」をテーマに京都府各地で行われている地域活性化の活動をサポートする様々な取り組みをしています。その中に、地域の方をガイドにじっくりと歩きながら地域の魅力を堪能する「地域力体感ウォーク」があり、今年度の第一弾が「隠れたかやぶき集落探訪」として美山里山舍のある宮島地域で開催されました。
美山町でかやぶきといえば知井地区の北村にある「かやぶきの里」が有名です。かやぶき屋根の家が傾斜のある小さな集落に密集して残っており、まとまった素敵な風景が楽しめます。
宮島地域のかやぶき屋根はもっと分散していますが、由良川に沿って広がるのどかな田園風景を眺めて歩いていると、年季の入ったかやぶき屋根の民家がポツポツと見え、とても情緒があります。このかやぶき屋根の姿の保全にもっと力を入れようと、今年の3月に「宮島集落景観保全協議会」も発足しました。それがきっと地域の魅力になるよ、と。今回はそんな宮島地域の魅力を体験してもらおうと企画されました。
現地集合の場所が美山里山舍、銘々でお越しになられた参加者の皆さんを焼きたてのピザでお出迎え。その後、主催者からの挨拶や参加者の自己紹介などを終え、早速ウォークにお出かけになりました。(私はそのままカフェ営業。)
2時間ほどでお戻りになった皆様、とても充実した顔をしておられました。美山の美味しい水で淹れたコーヒーでリラックスして頂いた後、かやぶき美術館を鑑賞して解散でした。
ちょうどその頃、お世話になっている木彫家さんが綾部からもらって来たという真菰(まこも)の株を持って来ました。里山舍の田んぼがまだ残っているので、そこに植え付けるとのこと。この真菰、根につく「マコモダケ」と呼ばれる部分が食べられるのですが、栄養に富み、血糖値を下げたり体内浄化をしたりして慢性疾患に効く他、生命力が強く滋養強壮になるとか。食感はさくさくとしていて、味は甘く、とても美味しい。
早速木彫家さんが植え始めました。株には芹がくっついていて、芹の群落が出来るかも!と思うとわくわく。真菰も非常によく繁殖するらしいです。ワクワク!
その横で、先日から途中だった田植えを再開。手植えで行うので、ノタノタとしていたらもう6時半。ようやく終わり、一日を終えました。
昨年は完全放置プレイの無肥料、ささがけ、天日干し、千歯扱ぎでの脱穀…というプロセス(合鴨も試しましたが、途中でイタチの猛攻に撃沈しました…)で本当に美味しいお米になりましたが、今年はどうなるでしょう。
そんな一日でした。
By Ryk