日本各地で壮大なお盆の行事が行われた先週。ご先祖様を見送り、秋風が吹き始める頃…里山舍は、ちょうど賑やかなイベントが重なりました。
18日は朝から佛教大学の社会学部S先生のゼミ合宿のワークショップが行われ、里山舍の活動を紹介したあと、薪割りしたり、ピザ焼きしたり。
これから就職を控えた若者たち。この世知辛い時代に、どのように考えているのだろう?と聞いてみると、「自衛隊の救難ヘリ操縦士」とか「NPOで人と触れ合う仕事を」とか、なかなかしっかりしたビジョンを持っている。
どんな状況であっても、自分を見失わなければ、トライ&エラーで人生は前に進めるよ、と良い加減?な助言をしながら、一旦若者たちを見送りました。
さて、夕方はアイリッシュナイト。
…ご近所で行われた「かやぶき音楽祭」の後の交流会を里山舍を行うにあたり、演奏テーマのアイルランド音楽に合わせ、美山の素材でアイルランド料理を作ろう!と思いついたもの。
学生達が帰った後、十分あたたまった石窯を使い、ダッチオーブンをフル活用!
畑で穫れたジャガイモと、美山の大豆で作った新鮮な豆乳を発酵させたヨーグルト、冬に捌いた鹿肉などを使って、ソーダブレッドやシェパーズパイ、アイリッシュシチュー(もどき)などなどを並べました。皆さん美味しそうに食べてくれてヨカッタ!
さて、宴も中盤にさしかかった頃、素晴しい生演奏BGMの登場!
アイリッシュフルートの演奏家hataoさんとバイオリニストの大城さんが、昨年の音楽祭で披露した沖縄民謡を演奏して下さいました。
五寸勾配と土壁という反響効果の高い里山舍の土間空間に響き渡る、やさしい民謡の音色。バイオリンとフルートが、あの美しい島の情感をこんなに豊かに表現するなんて…。皆すっかり魅了されました。
こんなに楽しく、うれしい夜はそうそうありません!やっぱり音楽って偉大ですね。
多くのお客さんが引いた後も、しばらく宴は続き…宿泊してくださったバイオリニストの方がまたまた素敵なバロック音楽を披露してくれるなど、素敵な時間が流れていました。
さて、そんな長い夜も束の間、翌日は朝から早速、ロケットストーブワークショップの準備です。