さて、続きです。
ロケットストーブワークショップ、当日です。南丹市に共催をいただき、5月に開催した園部の軽トラ市でのワークショップを含めて設定した4回に、またさらに追加で設定した、この8月19日の回。
追加設定の理由は、お世話になっている「美しすぎる南丹市職員」Sさんが子どもの夏休みの工作に作成したいと言ってくださり、どうせなら夏に一回やるか!となったから。
これまたいつもお世話になっている京都新聞の記者Yさんによる記事が17日付の朝刊に掲載されたことで、当初はかなり内輪になるだろうと思っていたものが一気に大所帯のイベントに。蓋をあけてみると、子どもの工作ならぬおやじの日曜大工です。
今日の補助スタッフとなる佛教大学の8人の学生も加わり、とっても賑やかになりました。学生さんは、来るなり「司会と説明」という役割を与えられ、最初はうろたえていたものの、里山舍のオーナー件理事O氏のプチ特訓により、参加者の前でも堂々と話をしてくれました。
(ちなみに、今回使っている写真は学生さんがデジタル一眼で撮影したものです。あらら、全然違うっ!!今さらながらデジタル一眼、買いたくなっちゃいます)
説明と質疑応答を終え、早速外にでて制作開始。今回は材料を持ってきて下さった方が多く、いくつものロケットストーブが同時進行で作られました。
たくさん写真を撮ってもらったので、写真で作成プロセスを見て頂きましょう。
まず、材料の径120mmの煙突を挿入するための穴を開けるため、煙突の断面より少しばかり大きめの円を記入します。この円の印は、炎の吹き出し口である半直筒の先がちょうどペール缶の上部の穴の少し下に来るくらいの高さにするため、底から6cmくらい上にします。(この高さは、パーライトの入れやすさなども勘案しているので、ぴたぴたに合わせるには10cmほどでもかまいません。あるいは、ペール缶よりも高くして、ゴトクも高めにすることもアリです。つまり、高さの上限は使い手におまかせなわけです。)
描いた円の中心点を通る対角線を数本引き、電動サンダーでカットしていきます。(対角線は細かければ細かいほど折り曲げ安いです。)
電動サンダーがなくても、金切りバサミでも切れます。怪我する可能性がありますので、軍手をちゃんと装着してくださいね。
切ったところを中に折り込んで行きます。
径120mmのエビ曲りを、外からと中からとで挿入して結合します。
パーライトを充填し、半直筒を挿入します。
上部となるペール缶の底に穴を開けます。煙突の直径よりも大きめにし、パーライトを入れやすくします。
上と下のペール缶を、接合します。錐あるいは電動ドリルで穴を開け、ステンレスの針金で括っていきます。そして、その上に、アルミテープを貼って固定します。アルミテープは下部のエビ曲りの挿入部にも張り、すき間からパーライトが出て来ないようにします。
パーライトを上部のペール缶にも充填します。このとき、煙突にガムテープを貼り、煙突内部にパーライトが入り込むのを防ぎます。パーライトは軽いので、風がふくとふわ〜っと飛んで行きます。また、粉っぽいので、時には口や鼻から入り、むせてしまうことがあります。パーライトは花崗岩を人工的に発砲させているものですので、毒性はなく土ぼこりのようなものですが、気になる人はマスクをして扱いましょう。完成しました。
早速点火です。
参加者の皆さんが持って来たペール缶、それぞれ色や模様で個性が出ていますね!この日は水色のものが多かったです。
サンマを焼いています。
里山舍特製ピザ窯「ロケットキューブ」でピザも焼きました。
湯を沸かして蕎麦も茹でました。そんなこんなで、ご飯を食べつつ、ゆるゆると解散しました。
来て下さった皆様、楽しい時間をありがとうございました。
そして、佛教大学の皆様、頼もしいサポートをありがとうございました。ネロの運搬も手伝ってもらったりして…
やっぱり男の子は頼りになります。
そんな感じで、次回は9月1日。まだまだ参加者募集中です。どうぞ皆様、お誘い合わせの上いらしてください。ロケットストーブだけではなく、伝統軸組の家や、蓄熱型薪ストーブや薪ボイラー、五右衛門風呂に興味がある方も大歓迎ですよ!
カフェは13時半からは貸し切りになります…カフェ利用の方は、申し訳ありませんがご了承くださいませ!!
あ、そんなイベント報告…もとい、ロケットストーブの作り方に、ちょこっと追加で、ご報告。
畑の様子です!
先日、コナギのご紹介をしましたが、このコナギが生えている所、なぜか稲が蒼々としている…!?とのご指摘があり、さて、真意はわかりませぬが、ご覧下さい。
そして、トマトですが、芽かきをサボり、支柱も杉の枝で代用など、適当さが仇となり、まるでジャングルになってしまいました。縦横無尽に伸びるトマト、まだまだ花盛りです。
屋根をしていなかったため裂果が激しいですが、味は良いですよ!収穫はいっぱい!(あ、この写真には、お師匠さんからいただいた野菜も含まれています。)
トマトがたくさんあるので、季節のメニューとしてフレッシュトマトとフレッシュバジルを使ったペペロンチーノとマルゲリータ・ピッツアを追加しました。爽やかな味です。
さあ…夏も終わりがけですが、お昼はまだまだ暑いです。美山名物、渓流の川遊びもまだ出来ますよ。朝目覚めて、ちょっと郊外へ出かけたいな、って思ったら、ぜひ、晩夏の美山へおこしやす。