ピコ水力の実験!
え?もう11月の3分の1が終ったの?早すぎる…!!前回のアップから、ほぼ一ヶ月が過ぎました。この空白の一ヶ月、まさにイベント尽くし、だったのです。
さて、まずはピコ水力の実験です!伏見工業高校の皆様が、こっそりと?行いました。水車はとっても鮮やかです!
写真のものは前回の水車実験でも来てくれた赤いらせん水車、Rosso Spiralの改良版、青いAzzurro Spiralです。また別の場所で、なんと浮きながら回って発電する黄色いGiallo Spiralも実験しておりました。結果は、課題が色々と見つかり、ポイントを定めることができたようで、12月に改めて実験が行われるとのこと。今から楽しみです!
里山舍のNero Spiralに取り付ける予定の電流と電圧のメーターも見せていただきました。これで発電量が可視化できます!いつもありがとうA先生と赤いジャンパーの若者達!
皆さんのHPはこちら。
ロケットストーブ講習会
その翌日は日吉にてロケットストーブ講習会。お金を頂く講習会としては発のアウェー。WWOOFerのジョセフィンと里山舍の大工見習いのI君もスタッフとして参加して、行きずりの参加者も続々の満員御礼のワークショップを無事終える事ができました。
今回は自分で作る人は少なかったですが、皆さんしっかり学んでいました。
大勢の人が見てるなかの点火は、緊張なんですよ…
試食のピザは老若男女問わず大人気です。他に、土鍋のご飯や焼き魚なども提供!
マコモダケを収穫
そんな週末も終わり、WWOOF期間が終了したジョセフィンとアグネスを見送った、少し寂しい週明けの午後。春に田んぼ脇に植えたマコモダケを収穫。
大きく育った苗の根元に出来る、肥大した部分を食べるのです。肥大の原因は黒穂菌という菌の感染だとか…ものすごく栄養が豊富で、滋養強壮に富むこのマコモダケ、お味はまったりとして、食感は少しさっくり、ちょっと病み付きになるスペシャルな食材。
このマコモダケを、宿泊体験で来てくれたお客様がお料理!このお客様、お世話になっている大好きな方々でして、この晩餐にも誘っていただきまして、素敵な食卓を一緒に囲ませていただきました。
この週の週末は、清水焼きの郷まつり内にて写真展。伝統軸組構法に焦点を当てて、いつもお世話になっているカメラマン木下さんの撮影した写真の数々を大型パネルにして、展示しました
現場で作業する大工さんの、一瞬一瞬のきらめきを切り取ったような写真の数々には、普段裏方でお手伝いする事務局の私も改めて感動させられました。
客入ですが、京都市内にて再会したスウェーデンのWWOOFer2人も客寄せで大活躍してくれたおかげで大盛況でした。
この写真は、12月8・9日に開催される京都環境フェスティバルでも展示する予定です。里山舍スタッフも常駐していますので、ぜひ来て下さいね。
そしてまた週明け。息つく間もなく某大手ハウスメーカーの研修のための講習を開催。
ピザやダッチオーブンをがっつりと味わってもらった後、里山舍の建物や解体した古民家の部材を見せながら伝統軸組構法についての話。
お隣の美山かやぶき美術館にも移り、かやぶきの話も。皆さん興味津々に聞いていただきました。
伝統軸組構法+かやぶきの講義プログラムは前の週に(社)日本木造住宅産業協会さんの講習でさせていただいたものと同じでした。普段木造の民家に触れていない方々に、その魅力が伝わったのなら、うれしいことです。
さて…そうそう忙しいばかりでもなく、夜はしっかり穏やかに過ごしている里山舍。自家栽培の椎茸をストーブで焙ったりしてですね、疲れを溜めないのでございます。
さて、ご機嫌なお写真は、お世話になっているお師匠夫婦。はざかけしていたお米の脱穀です。ご近所のかやぶき職人の頭領さんから脱穀機を借りて、脱穀。脱穀機の使い方がわからないから、お師匠にお願いして教えてもらいました。で、やってみるも、放置プレイな田んぼから穫れたお米は、あっという間に脱穀作業終了。終った後の藁を束ねるお師匠の手さばきに、ほれぼれしつつ…
さて、報告が溜まりすぎて、今回はこの辺で切ります。〆はこの写真、山の神様です。脱穀機を借りに行く時、かやぶき職人の頭領さんのお宅の上にあった小さな常緑樹の森が気になって、お師匠に聞いてみたら、先祖代々伐らずに護って来た神様なのだと。
「ここ以外にな、あっことあっこにあんねん…」と、向いの山並みを指差すお師匠。ここの集落には、3つの山の神様があって、それぞれの神様を祀る儀式が毎年行われているんですって。
神社のようにお社はなく、小さなお堂と森が表す「神様」。山の麓に住まいながら、この神様の存在をこの時まで知らなかったことを、反省。山に護られて生きている身ですもんね。今度儀式を行う時には、参加をしてみよう、もっとこの土地の事を知ってみよう、と定住1年目にして思いました。
さて、では、まだまだネタは尽きませんが、一旦この辺にて…
By Ryk(事務局)