ネタがたまっているので、一度出そうと思います。テーマは料理です。(余裕が出来たら、まとめてウェブサイト用に編集します…!)
冬が終わり、春がきました…ととたんに、草花が地面から盛り上がるように育ち始めました。秋から移住をした私は「ヨモギはそこら中にくさるほど生える」という言葉を疑っていましたが…本当にくさるほど生えてきました。
つくしもどんどん出て来て、摘んでは煮て、食べても食べても減らないなあと思っていたら、辺り一面がスギナ畑になっていました。イタドリも、フキも、芹も。何もしなくても、お金を払わなくても、食べられる物が勝手に出て来る。そんな不思議さと、有難さを身にしみて実感している今日このごろです。
さて、野草メニューの試作の数々をここで少しご紹介。
ランチプレートの上にあるのは、フキのチヂミ、ヨモギのおひたし、大根の葉のニンニク炒め、自家製味噌と芹のピザ。
アクのある野草は一度塩で茹でてから、醤油洗い(水で薄めた醤油に10分くらいさらして洗う)をするととても食べやすくなります。若くて柔らかい採れたてのヨモギは、こうして下ごしらえしてから上等の醤油をかけてシンプルに食べます。
芹はそのまま生のままでサラダがいちばん。きれいな水で育ったからか、クセが全くなくて、すっきりとした美味しさ。ピザにすると…ちょっと勿体なかったかな。
野草は天ぷらが良く合います(下の写真の手前)。そのまま揚げるだけでとっても甘く美味しくなるから。フキもスギナもヨモギもイタドリも、桑の若葉も…何でも揚げてしまいます。そして上等の塩をつけると最高です。
酸っぱさがやみつきのイタドリは、ジャムやお菓子にもなります。この日は、リンゴジュースと砂糖でとろんと煮詰めてコンポートに。若くて柔らかい部分しか食べるのに適しませんが、葉も茎もとっても美味しいですよ。
そんなこんなで田舎の春はとっても素敵。栄養たっぷりで、体内を浄化してくれる野草が食べ放題なのです。カフェ里山舍のメニューにも野草メニューを登場させて行きたいなあと思案中。
作物の産地がきちんと解っている、ということが、安全に直結する昨今。中国産は農薬がきついから食べない方が良いというような話が、ひどくマイルドに聞こえて来るようなリスクの高い国内産の作物が普通に流通している時代です。
身の回りで食べ物が自給できるという幸せを、里山舍に来てくれた方々に体験して頂ければうれしいな…
薪窯やクックオーブンの残り火を利用したパンも試作中!近々お目見えする予定です。
By ryk