日本独自の健康観=「養生」は、田舎でこそ学べる。
養生とは「命を正しく養うこと」を意味する日本独自の健康観です。現代医学が発展していない時代に、 どのように生活を送れば病気にならないのかを考えたのが「養生」の始まりです。日本の伝統的な風土や暮らしから生まれた「養生」は、日本の原風景である田舎に身を投じることで初めて本来のあり方 を見つけることができるという考えのもと、
❶心と身体を知り、対処する能力を養う
❷生活習慣 を見つめ直し生活に取り入れる
という養生に必要なふたつの要素を田舎暮らしの体験とともに学んでもらう機会として開催するのが、「森の養生講座」です。
東洋医学の視点と最新の研究を織り交ぜた二部構成のプログラム
1日通してじっくり養生の考え方に触れてもらう本講座は、お昼ご飯を挟んだ2つのプログラムから構成されています。
1)セルフ鍼灸、ツボ押し、ストレッチなどのセルフケア技術や、身体の状態を目や舌の状態から判断する診断技術、血流・筋肉・ホルモン・自律神経などの状態により複合的におこるさまざまな身体の不調の原因と解決方法、旬を取り入れた食事療法とその効果など、幅広い知識で「養生」を学べる「養生実践教室」
2)田舎で営まれている伝統的な暮らしの知恵・文化が生きるさまざまな活動を体験しながら、その中にある健康につながる要素を明らかにし、日々の生活習慣の見直しや日常生活への取り入れ方を検討する「体験ワークショップ」
これまで、畑の野菜の収穫・調理体験、包丁研ぎ、味噌作り、鹿肉さばき、わら細工、門松づくり、和太鼓演奏、森林ウォーキング(気候療法)と組み合わせた苔玉づくりなどを行いましたが、今年も昨年好評だったコンテンツをおりまぜながら様々な体験ワークショップを企画いたします。