それは日常的なヨーロッパの台所。
薪のシステムキッチン
薪を日常的に使う暮らしがまだ普通に残っているヨーロッパにおいて、クックストーブは、近現代の住宅にあった薪利用を可能にしたもの。まるでシステムキッチンのように、薪の熱を効果的に使って様々な調理ができます。
調理
オーブンとトップのプレートで焼く、煮る、炒める調理全般ができるほか、プレート上部の棚の中では発酵・ドライフードが作れたりなど、パンの食文化を持つヨーロッパらしい仕組みがあります。
薪の火をくべて1時間ほどで調理可能な状態になりますが、作る料理に併せて、薪の火加減や焼く時間を調整します。最初は難しくても、コツがわかってくれば、毎日の調理がとても奥深いものになります。
遠赤外線の力でじっくりと加熱された料理の美味しさは、ぜひご自身で確かめてみてください。
仕組み
焚き口から投入した薪の燃える火で直接上のプレートと横のオーブンを熱するほか、炉内から出される高温の煙でオーブンを包みこんで庫内を暖めます。そんなクックストーブは、調理をするだけはなく、たっぷりの熱を蓄えて放出する立派な暖房として活躍してくれます。
佇まい
ヨーロッパの暮らしの空気をまとったクックストーブは、あるだけで部屋の雰囲気を楽しいものに変えてくれます。見るとみんなで美味しい料理を囲みたくなる…そんな存在感と魅力を持つストーブです。