材料・道具
※煙突の直径はφ120
- ペール缶(20ℓ)2個→1
- 煙突半直筒1本→2
- L字煙突(エビ曲がり)2個
又は L字煙突1個+T字煙突1個→3・4 - ステンレス針金→5
- アルミテープ→5
- パーライト50ℓ
- 電動サンダー 又は 金切りばさみ
- インパクトドリル 又は 錐
手順
ペール缶はフタを取って、中のオイルを拭き取る。上部になるペール缶は底に煙突の直径大より少し大きめの穴を開ける。穴開けは、サンダーで放射状の切れ込みを入れて行き、奥に折り込む方法が最も早い。切れ込みはなるべく細かく開ける方が折り込みやすい。 |
下部になるペール缶に煙突の直径に合わせた穴を下方(底から9センチほどの高さ)に開ける。穴の開け方は1に同じ。 |
サンダーがない場合は、金切りバサミでも切れ込みを入れられる。あらかじめインパクトドリル(なければ錐)で穴を開け、ハサミの先端が入りやすくしておくとやりやすい。 |
L字煙突(エビ曲り)またはT字煙突(図中4)をペール缶2に開けた穴に差込み、ペール缶内部でもう1つのL字煙突(図中3)と接合し、上を向いた煙突の口に半直筒の煙突(図中2)を接合する。(煙突の差込にはオスとメスがあるので、要確認。) |
ペール缶と煙突との間にパーライトを充填する。 |
底に穴を開けたペール缶を、底を上にして乗せ、2つのペール缶の接合部分をインパクトドリル(なければ錐)で開けた小さな穴に針金を通してねじり留めし、その上にアルミテープをぐるりと貼って固定する。 |
ペール缶上部の穴からパーライトを充填する。 |
この時、半直筒煙突の上部にラップやガムテープなどを貼って塞ぎ、養生をするとやりやすい。 |
穴のすき間からパーライトが出てこないよう、アルミテープを貼る。 |
焚き方
焚き口に杉の葉や小枝などの焚き付け(燃えやすい燃料)を入れた後、丸めた新聞紙を入れてライター等で火を付ける。この時、火を煙突奥に誘導するため、(1)火をつけた新聞紙の紙切れを直筒煙突上部(火の吹き出し口)から煙突内部に落とす、あるいは(2)うちわで仰ぐ・息を吹く、等の方法を使うと上昇気流がすぐに起こる。
炎が奥に引き始めたら、煙突を燃料が塞がないよう気をつけて、少しずつ燃料を投入する。燃料をいっぺんに入れすぎると、空気が流れなくなり、不完全燃焼が起きて大量の煙が出るので気をつけること。
煙は焚き始めには出てしまうもの。煙を完全に回避するには、あらかじめ火を熾した炭を入れ、煙突内を温めて上昇気流をつくってから、完全に乾燥した燃料を少しずつ投入するなどの方法がある。
燃費を高めるには、焚き口の保温性を上げること。レンガを組んで砂利を詰めたり(右図)、一斗缶+パーライトの組み合わせを接合するなどの方法がある。